その2!翠山工房 辻が花のお振袖ができるまで! | 振袖ピックアップ特集

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その2!翠山工房 辻が花のお振袖ができるまで!

その2!翠山工房 辻が花のお振袖ができるまで!

振袖の知識向上のため、全国の加盟店から代表が集まり、群馬県の富岡製糸工場~十日町の仕立加工業者さん~染屋さんまで7月3~4日の2日間かけて勉強しにいってきました!その2は辻が花のお振袖の工房!翠山工房様へ見学にお邪魔してきました!

さてさて、勉強会2日目は、お振袖の製作工程を見学にいきますよ!

まず最初にお伺いしたのは!翠山工房さま。

こちらでは、幻の染と言われている辻が花染を専門に作っていらっしゃいます!楽しみです!

 

こちらの工房では、柄の立案から染に至るほぼ全行程を工房内で一貫制作しておられます!

因みに京都では、分業制が一般的でそれぞれの工程ごとに別の会社で行います。

十日町では、翠山工房様以外の工房でも一貫生産が基本ですね。

 

今回は柄つくり~染までの工程をすべて見学させていただきます!

 

まずは、【型付】の工程。

これは、後で地色を染めるときに柄の部分に色が乗らないように柄をノリで隠す作業です。

それぞれの柄ごとにぴったり合うように作られた型をつかってノリをおきます。

茶色い部分がノリが置かれたところです。

ピッタリと柄が隠されているのがわかります!

 

そして、この後は【引き染め】の工程へ!

引き染めは台の上ではなく、伸子(しんし)という先に針のついた竹ひごで

生地をピンと張るようにしてから専用の刷毛で色を染めます。

一回刷毛を動かし始めると、そのきもの全部を染めきってしまわないといけないそうです。

途中で止めてしまうと色のブレなどになりやすいので非常にデリケートで大変な工程です。

 

地色を引いた後、柄の部分を隠していたノリを落とします。

ノリを落とすと、柄の部分が現れます。

そこに、手で色を染めていく工程が

次の【手描き】になります!

熟練の職人さんたちが黙々と繊細な染の工程を続けておられます。

小さな刷毛で微妙なボカシの表現をされています!

 

そして!ここでうれしいご提案!職人さんから~

『どなたか実際に描いてみませんか?』

え!!!いいんんですか???やった!

というわけで、急きょ手描きに挑戦させていただくことに!!!

ドキドキ・・・緊張に手が震えます・・・

お!すじがいいね~なんて褒めてもらっていい感じ!

ぼかしに挑戦中!なかなかこちらも難しい!でも楽しい!

工房の皆様!貴重な経験をありがとうございます!

 

そして最後は・・絞り!

こちらの工房内でも一部はされているようですが、

絞りの工程のほとんどは内職さんのお仕事。

日本屈指の豪雪地域であります十日町では、主婦の方々の内職として

きもの関連のお仕事は重要で、その中の一つに絞りのお仕事もあります。

そして!ここでも絞りの解き体験!

生地を傷めないよう、丁寧に丁寧に。

 

そしていくつかの工程を経て翠山工房の辻が花の振袖は完成します!

 

今回は翠山工房さま!多くの貴重な勉強をさせていただきありがとうございました!

少しでも多くのお客様にこの素晴らしさをお伝えできるようこれからも頑張ります!

 

 

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